おはようございます。
武蔵野市の出張鍼灸師・藤澤です。
今回は、腰痛改善のポイントをお話します。
この記事を読んでいるあなたは、
「腰痛が改善された良い状態を、なるべく長く維持したい」
と考えておられるはず。
改善後にすぐ戻りたい、なんて人はおそらくいませんよね。
この記事はやや概念的な話になってしまいますが、役に立つ考え方だと思うので、ぜひ参考にして下さい。
腰が痛むのは「筋肉に力を入れた時」
ここで、「腰が痛む瞬間」を思い出してみて頂けますか?
十中八九、「筋肉に力を入れた時」だと思います。
「洗面台でかがんだ時に腰が痛む」
これも前に身体を折り曲げた時に、腰の筋肉に力が入ります。
「朝、布団から起きる時に腰が痛む」
もちろんこの時も、筋肉に力が入ります。
要するに、私達が行う日常動作は、筋肉に力が入っていなければできません。
そして筋肉に力が入った瞬間に、腰が痛みます。
つまり、腰痛が無い状態を維持するには、
「筋肉に力が入っても痛くない」
この条件を満たす必要があります。
ここまで伝わっているでしょうか?
「リラックスした施術」の落とし穴
ではここで、一般的な施術を考えてみます。
多くの場合、治療ベッドに横になって施術を行います。
そして、リラックスして力を抜きます。
「リラックスして下さいね」
と声をかけられるかもしれません。
リラクゼーション(慰安)としてはこれで正解でしょう。
ただ痛みを治療するとなると、これでは不十分です。
日常生活に戻り、筋肉に力を入れた時に腰痛が再発してしまう可能性が高いです。
治療としては「脆い」と言えます。
腰痛が出る瞬間を再現するために筋肉に力を入れる
腰痛をしっかり改善して、良い状態を維持するには、
- 痛みが出る瞬間を再現する
- 筋肉に力を入れながら施術を進める
この2つが大事です。
「筋肉に力を入れる」といっても、ずっと力を入れるわけじゃないですよ。
それでは筋トレになりますから(笑)
上記の2点をおさえて施術を進めることで、効率よく腰痛が治り、良い状態を維持できます。
こちらの記事も参考になるので、併せてご覧ください。
今回は、腰痛改善のポイントについてお話しました。
治療効果を考えると、「リラックス」が必ず正解とは限りません。
痛みが出る瞬間を再現して、施術を進めることが重要です。
施術を受けられる際は、そのあたりご理解いただき、ご協力をお願いできたらと思います。
ぜひ参考にして下さい。