「ぎっくり背中」とはどんな痛み?治療例を紹介

おはようございます。
武蔵野市の出張鍼灸師・藤澤です。
無性に家系ラーメンが食べたい今日このごろ。

この時期になると、「ぎっくり腰」になる方が増える傾向にあります。

突然の腰の激痛は、言葉で形容しがたいほどの辛さです。

あなたもご経験があるかもしれません。

ぎっくり腰に季節は関係ないのですが、やはり寒くなるとなりやすいので注意しましょう。

それは一旦さておき。

今日は「ぎっくり背中」についてお話できたらと思います。

背中全体の激痛!「ぎっくり背中」

ぎっくり背中とは、

背中全体に激痛が走る症状を指します。

正式名称としては、「筋筋膜性疼痛症候群」と呼ぶようです。

(少し調べて、初めて知りましたw)

その名の通り、「ぎっくり腰」の背中バージョンといったところでしょうか。

痛みのもとは、背中の筋肉の炎症です。

ぎっくり腰は腰部が痛むケースがほとんどですが、ぎっくり背中は肩甲骨や頚部にまで痛みが広がります。

ふとした小さな動きで痛みが発症し、

  • 少し動くと激痛が走る
  • 呼吸すると背中が痛む

など、生活に支障をきたしてしまいます。

背中が痛いので、睡眠にも影響することは言うまでもありません。

ぎっくり腰と同じく、平均で1週間ほど痛みが続きます。

「気胸」と症状が似ているので医療機関で診てもらいましょう

後ほど、鍼灸でぎっくり背中が改善した例をご紹介します。

ただし、できれば最初は病院などの医療機関で診てもらうことをおすすめします。

ぎっくり背中の症状は「気胸(ききょう)」と似ています。

気胸とは、肺に穴が空くことによって呼吸がしにくくなったり、肩や鎖骨に痛みを覚える症状。

場合によっては、重篤な状態になりかねない危険な症状だと言えるでしょう。

「ぎっくり背中だと思っていたら、実は気胸だった」

なんて可能性もあるので、病院の受診を検討してみて下さい。

気胸ではない、背中の筋膜の炎症だと診断されたら、次は早く治すための方法を考えるべきです。

【治療例】女性のぎっくり背中に対する施術

ではここで、女性のぎっくり背中に対する施術例を紹介します。

料理をしていて、左手を戸棚に伸ばした時に、背中に違和感を覚えました。

そこから、肩から腰にかけて激痛に見舞われることに…。

歩くこともままならず。

呼吸すると背中が痛く、夜寝ている時も寝返りが打てません。

痛みがほとんど改善しない状態のまま、私に施術を依頼されました。

ご自宅に伺い、すぐに施術を開始しました。

背中の痛み、ですがまずは「膝」のツボを使ってみます。

次に、「肘」のツボを優しく刺激しながら、少しずつ少しずつ背筋の緊張を取っていきます。

その後、後頭部の凝っている箇所を見つけて、鍼を刺入して少し時間を置きます。

この段階で、背中の痛みはかなり減ってきた様子です。

「呼吸がしやすくなった」とおっしゃっていました。

ここから、背中の数カ所に鍼を行っていきます。

ぎっくり腰の時と同様、所々「響き」が発生します。

かなり身体を動かせるようになった段階で、前屈・後屈など動きを加えながら仕上げの施術を行いました。

施術後は、訪問時とは全く状態まで改善しました!

好転反応が出た後、翌日には劇的に改善

2週間ほど後、再び施術に伺った際に、前回の施術後の様子を聞きました。

施術した日の夜に、一度痛みが大きくなったそうです。

おそらく「好転反応」の一つだと思われます。

一晩経って、翌朝には背中の痛みが劇的に改善され、日常生活を送れるようになったとのこと。

ほっと安心したのは言うまでもありません。

【まとめ】ぎっくり背中は早期改善できますが、まずは受診を

今回は、ぎっくり背中についてお話しました。

筋肉の炎症ということで、鍼灸で早期改善が可能です。

ただ、まずは病院や整形外科で受診されることをおすすめします。

ぎっくり腰と併せて、ぎっくり背中にも注意して下さい。

では、今日も元気に過ごしましょう!

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