今回は「外労宮(落枕)」というツボを紹介します。
朝起きた時から首が回らなくなる激痛、いわゆる「寝違え」に対して即効性が高いです。
よく寝違える方、そして寝違えに悩まされている方は是非参考にしてください。
朝起きた時に首が回らない….「寝違え」
起床後になぜか痛みとともに首が回らなくなるという症状が「寝違え」です。
この「寝違え」は俗称で、正式には「急性疼痛性頸部拘縮」という長い名称が付いています。
中には頻繁に寝違えるという方もいるのではないでしょうか?
寝違えは「不自然な姿勢で一晩寝たことによる、筋肉の拘縮や緊張が原因」と言われています。
さらにその根っこには、「ストレス」や「内臓の疲れ」が関係しているとも。
多くは3日ほどで改善しますが、1週間以上痛みが続くケースも決して珍しくありません。
重篤な症状ではないにしろ、寝違えになってしまったらできるだけ早く改善したいですよね。
整骨院・接骨院では「外傷」として保険適用になる例もある
ちなみに整骨院や接骨院では、寝違えは「怪我の一種」として認定され保険適用になります。
通常の3割ほどの料金で施術が受けられるので、とてもお得です。
寝違えになったら整骨院や接骨院で改善するという方法も検討しましょう。
とはいえ「自分自身で改善したい」と思うのも不思議ではありません。
整骨院に通う時間が取れないケースもあるでしょうし。
そういった方におすすめなのが、「ツボ」を使ったセルフケアです。
寝違えの特効穴!「外労宮」またの名を「落枕」
手の甲側、人差し指と中指の中間地点に「外労宮(そとろうきゅう)」という名のツボが存在します。
またの名を「落枕(らくちん)」。
この外労宮は、寝違えに対する特効穴(特に効くツボ)として知られています。
私自身も過去に寝違えた際、外労宮を鍼灸で刺激してみたところ、1日以内に改善しました。
鍼やお灸を行うツボなんですが、ご自身の指で刺激しても十分効果はあります!
【使い方】外労宮を押しながら徐々に首を動かしましょう
では、外労宮(落枕)の使い方を紹介します。
まず片方の外労宮を、反対側の親指で押しましょう。
この時、強く押しすぎないように注意してください。
また骨を押すように意識されるとより効果的です。
外労宮を押した状態から、ゆっくり首を動かしてみてください。
寝違え時は、左右・上下を向く際に痛みが発生します。
徐々に可動範囲を広げるように、少しずつ首を動かしましょう。
外労宮を押しながら首をゆっくり動かすことで、首の痛みや引っ掛かりが減り、スムーズに動かせるようになるでしょう!
寝違えの他に首の痛みにも効果的!ぜひ活用してください
今回は、外労宮(落枕)というツボを紹介しました。
寝違えてしまった際は、このツボを使って改善を試みましょう。
また寝違え以外にも、首の痛みに全般に効果があります。
首コリやむち打ちで悩まれている場合にもぜひ活用してみてください。
では、元気に過ごしましょう!