鍼灸の「鍼」は、身体の反応を生むことで痛みを改善します。
痛みや疲れに対して、爪楊枝のように直接刺入するわけではありません。
鍼を刺入することで、身体の内部や外部に様々な「現象」が発生します。
今回は、鍼治療の際に起こる現象の一つをご紹介します。
鍼を刺した周辺が赤らむ「フレア現象」
利用者さん自身が、鍼を刺している様子を見ることは少ないかも知れません。
背中に鍼を刺している時なんかは、見れないですし(笑)
でもたまに、
「鍼を刺した部分が赤くなっているのはなぜですか?」
と質問されることがあります。
これは「フレア現象」と呼ばれる、鍼治療時の反応です。
鍼を刺した周辺の皮膚が赤らみ、鍼を抜いた後もしばらく残ることがあります。
現象が起こる機序は様々ですが、
要は血管が拡張して、血流が良くなっていると認識して下さい。
したがって危ない兆候ではありませんし、痣とも異なります。
時間が経てば赤らみも消えます。
フレア現象には個人差があります。
全く出ない方もいますし、かなり濃く発赤する方もいます。
発赤と効果の関係は、正直よく分かりません。
今回は、鍼刺入時に見られる「フレア現象」についてお話しました。
今回の記事を参考に、より安心して施術を受けて頂けたら幸いです。
武蔵野市のさすらいの鍼灸師・藤澤でした!