おはようございます。
武蔵野市の出張鍼灸師・藤澤です。
今回は、「鍼灸とは一体どんな治療なの?」というテーマをお話できたらと思います。
2020年以降、健康に対する意識も変わってきたように感じます。
「健康な身体って、やっぱり大切だよね!」
と思う方も増えてきているでしょう。
健康維持という点において、鍼灸はとても優れた技術です。
(やや手前味噌なのかもしれませんがw)
ただ、まだまだ誤解が多いのも事実。
興味はあっても、
- 効果ないんじゃないか?
- 痛いんじゃないか?
このように躊躇してしまうかたも少なくないはず。
そんな誤解が少しでも変わったら嬉しいです!
ただ鍼灸について一からお話するとなると、膨大な量になります。
一般の方にとっては、面白くない内容になりかねません(笑)
この記事は論文ではないので、一般の方が興味を持ちそうな内容に絞ってお話させて頂きます。
鍼灸(はりきゅう)とはどんな治療技術なの?

鍼灸とは、
「人体のツボと呼ばれる箇所に「鍼」や「お灸」をして、身体の反応や自然治癒力を引き出すことで、痛みや不調を改善する技術」
と私は認識しています。
先生によって定義の仕方は様々です。
ただ「自然治癒力を活かす」という点が、鍼灸の大きなポイントであることは間違いありません。
つまり、安全で副作用の心配もないということです。
(好転反応と呼ばれる一時的な不調は生じることがあります)
あと、
「脳内麻薬の量が増える」
これも鍼灸ならではの特性と言えるでしょう。
どんな分野で活用されているの?
鍼灸の歴史は古く、江戸時代前には日本に存在していました。
明治より以前は、日本の医療の中心を担っていたと言われています。
現在は、街の整骨院や鍼灸院での治療の他に、
- 美容の分野(美容鍼など)
- スポーツの分野
- 病院での「統合医療」の分野
などで活用されています。
鍼灸ってなんて読むの?
ちなみに、鍼灸は「ハリキュウ」とも「シンキュウ」とも読みます。
どっちが正式名称とか、無いんじゃないかと思います。
私は「ハリキュウ」と呼ぶことが多いですが。
そして漢字ですが、「針灸」と表記されることもあります。
ただ個人的には、この後お話する「痛そう」というイメージにもつながるので、「鍼灸」が良いのかなと思っています。
鍼灸は痛いの?
鍼灸に必ずといってついて回るのが、「痛そう」「熱そう」というイメージです。
最初に結論から言うと、ほとんど痛くなく・熱くないです。
鍼を刺入する際も、「え、もう刺さっているの?」と驚かれることがしばしば。
お灸についても、暖かく気持ち良いと感じる方がほとんどです。
ただし、これは先生の施術方針にもよります。
できれば予約時に確認して見て欲しいです。
親切な先生ならしっかり対応してくれるでしょうし、対応してくれないならそもそも施術を受けることを見直したほうが良いかもしれません。
言葉のイメージって大きいと思うんですよね。
「はり」っていうと、注射の時のぶっとい針をイメージしがちではないですか?
鍼灸で使う「はり」は目的が全く異なり、髪の毛ほどの細さです。
でなければ、美容鍼のように顔に何十本も鍼を刺すなんてできません。
下記の記事も参考になるので、ぜひ目を通してみて下さい!
お灸にしても、「お灸を据える」という言葉のように、どこか怖いイメージがある。
現在はお灸の品質も上がっており、気持ち良い熱さのものばかりです。
少なくとも、拷問のようなことは絶対ないので、安心して頂けたらと思います。
「響き」と呼ばれる感覚はある
鍼を刺した際に、「響き」と呼ばれる感覚を覚えることがあります。
- 筋肉が「ビクン」と動く
- 筋肉が重くなる
- 筋肉が収縮する
こういった「響き」は鍼が効いているサインの一つ。
ただ「響き」を痛いと感じる方もいますし、苦手という方もいます。
狙って「響き」を起こすこともあれば、自然と響きが発生することもあります。
決して危険な反応ではないので、予め把握しておいて頂きたいです。
鍼灸は素晴らしい治療技術
この記事では、鍼灸についてお話しました。
より細かいトピックについては、またブログに綴っていこうと思います。
私自身、鍼灸に助けられた経験は数え切れません。
すっかり魅了され、その効果について確信を持っています。
鍼灸は素晴らしい技術です。
もしあなたが腰痛などに悩んでいて、鍼灸施術が役に立ったなら、こんなに嬉しいことはありません。